きっかけ

語源と数学に興味を持ったのは、今思えば当時福武書店から出版されていた「Between」という高校生向けの雑誌だった。この雑誌はある数学者と歴史学者が共同編集していたものだった。 雑誌のテーマは中世の歴史と哲学である。 その中でラテン語ギリシャ語の話も出てきて、そこから語源というものに興味を持ち始めた。 その雑誌を読んだことは、私にとって中世の哲学と数学というものがどういう関係にあるか興味を持ち始めたきっかけだった。 そのときから漠然と語源と数学と哲学とがなんらかの深い関係で結ばれているということを考えるようになった。